月刊新松戸1999年9月号 第18回 パソコンの寿命ってどれくらい?

今回は先月号のパソコンの買い方についての続編となるものです。よく質問されることなのですが、パソコンはどれくらいもつのかといった寿命に関することです。これには二通りの答えがあるでしょう。

ひとつは、どれくらいの期間使い物になるのかということです。「パソコンはせいぜいもって2年」と言われたこともあります。確かに、数年ほど前まではパソコンの性能自体が現在のものに較べてまだまだ未熟でありそれはある程度正しいものでした。しかし、最近のパソコンというハードは日常の使用には十分な品質と能力を持っているように思われます。

ところが、そんなパソコンを買い換える原因を作っているのはどちらかというとソフトの方なのです。ハードの進歩に伴ってソフトはますます巨大化してきていますし、重たい処理もどんどん取り入れてられています。それはパソコンの性能アップに伴いソフトが重厚長大化してきているからです。(もちろん、ソフト自体の進化の分もありますが)ソフトがパソコンの高速性とメモリーやハードディスク容量を必要としているとも言えるのです。(実際今年7月のMS-Office2000の発売によってこれらのハードの需要が増えることになりました。)

さて、常に最新の技術を手に入れ試してみたい御仁については何も言いません。しかしどんどん出てくるテクノロジーを追い続けるためには、毎年のようにパソコンを買いつづける資金力と忍耐が必要でしょう。しかし、私も含め大多数のパソコン使いの皆さんには、パソコンは日ごろの仕事や趣味のための道具であるはずですから、そんな無責任なことは言いません。まだ十分に乗れる車を数年おきに買い換える若者は別として、車は壊れるまで乗りつぶすもの、という考えと同じことを私は支持します。

パソコンも同様です。現在Windows95が動作するパソコンで主にワープロや表計算を使っている人は、必ずしも新しいパソコンに買い換える必要はないとアドバイスしましょう。動きは確かに最新のものに比べると遅いのですが、それさえ我慢すれば機能としてできることはほぼ同じですので何の不都合もないはずです。

さて、もうひとつのパソコンの寿命に関する質問は、本当にいつ壊れるかというものです。パソコンはある面では家電製品と言えますので、一般的には寿命はテレビやビデオと同じかもしれません。が、パソコンの使用時間の短さや可動部品の少なさからは一般の家電製品よりも長寿命だとも言えるでしょう。壊れるとしたら、フロッピードライブでしょう。(使用頻度とタバコの煙に依存します)マウスは、半年ないし1年に一回は内部を掃除すれば長持ちします。

松戸パソコン修理Pハウス
野口 隆