月刊新松戸2001年4月号 第37回 ホームページの開設と維持にかかる費用

「ホームページ(以下、HP)を作りたいのですが、いくらかかりますか?」について、安易に回答することは避けなければなりません。以前、ここで次のように書きました。“HPは家造りと同じ考え方で結構です。プレハブか豪邸なのか、また、建て売りか注文住宅なのかでも全く金額が違います。”と。

結局、質問している者がHPをどのように見ているか、どのくらいインターネットに精通しているかによって回答は慎重にならざるを得ないのです。数年前までは個人レベルでのHP作成は相当に敷居が高かったのですが、すぐれた作成ソフトの登場とインターネット情報の浸透によりかなり身近なものとなりました。実際にパソコンの初心者でもどんどんHPを公開できる時代になりました。このように標準的なHPを作ることの費用は格段に安くなったのです。

同時に、HPの普及はHP作成業者にとっては旨みのないものになりつつあるのです。しかしながら、このように誰にでも作ることのできるHPなのですが、プロの出番もまだまだ残されている訳です。印刷物の代わりにインターネット上で表示できるページという捉え方も正しいのですが、一方、HPをそれ以上のもの、コンピュータソフトと捉えることも大切なのです。

皆さん、ブラウザソフト(HP閲覧ソフト)はご存知ですね。HPを見るために必要なソフトなのですが、それを数あるソフトの中の一つと考えることは非常に狭い間違った見方です。WindowsやMacOSなどをシステムソフトとかオペレーティングシステムと呼びますが、実はそれに次ぐパソコンにとって重要な要素となっているのです。単純化して言うと、パソコンというハードがあって、Windowsソフトが縁の下で動いていて、その土台の上でInternetExplorerが動作し、さらに他の(すべての)ソフトがその上で動く、という図式なのです。こう書くと、まるでマイクロソフト社の戦略解説となってしまいそうですが、実際、最近発売されるソフトのいくつかは、常時インターネット接続していることを前提としているようにもなってきています。

HPには広報や広告チラシを電子化してインターネット上に載せる機能だけではなく、HPという窓を通してその先には無限の可能性があるのです。HPをソフト技術として捉え、双方向性、データベース機能などいわゆるIT技術として活用しましょう。開設時にかかる経費もそれによって大きく違ってきます。

維持費についてですが、HPの保管料(必要なら、レンタルサーバ代、ドメイン名取得料など)がありますが、人件費に較べれば非常に少ない金額だと思います。どれくらいの時間をかけてHPのメンテをするかで維持費は変わってきます。HPは更新しないと意味がない!のですから常に最新の生きた情報を公開する必要があります。HP開設は外部委託したとしても、その後の内容の見直しや更新は当事者が行うべきだと思います。そうしないと魅力あるHPはできないでしょう。

以上のようにHP作成と維持には、その量と質(内容や機能)でピンからキリまでなのです。ですから、一般的な金額の即答は困難で「すべて個別の回答になるでしょう」というのがソフト業界からの見方、考え方でしょう。

松戸パソコン修理Pハウス
野口 隆