月刊新松戸2017年7月号 第228回 パソコンPハウスの店舗開店15周年に際しての雑感

昨年4月には、このビジネスを立ち上げての創業20年でしたが、当店は今月7月1日にて、現在の場所での開店15年を迎えました。同一店舗で長く営業してこれたのは、皆さんのお蔭様であることはもちろんですし、今後も末永くパソコン全般のサポートでお役に立てたらと思って精進しています。

さて、これはしみじみ思うことなのですが、実にデリケートな神経が必要な仕事を始めてしまったな、ということです。以前は、パソコンは患者さんで、それを直すのが我々パソコンドクターの仕事だ、と本物の医者でもないのにやや高揚した気分でしたが、現在では違います。人の命や健康に関わる医療と、機械であるパソコンの修理とは、次元が違いすぎるからです。我々も結構大変なのですが、お医者さんは、生身の人間を診るわけで、その大変さは想像を絶することだと思います。

とは言え、家電や車の修理と同じかと言われると、それもまた違うと反論したいのです。診断して壊れた部品を交換する手順は似ているのですが、その複雑さや困難さはパソコン修理の方が格段に多いと思うのです。なぜなら、パソコンには様々なソフトが絡んできているからです。現在、Windows10が最新版ですが、日々改良されているとはいえ、それに起因するトラブルは減る気配がないようにも思われます。パソコン修理業者としては、トラブルはありがたいことですが、Widows95から数えても20年以上経っているのにいまだに不具合なしの完成版は出てきません。

さて、あなたは病院に行って、診察したお医者さんにこんな風に尋ねますか?「おなかが痛くて、体調がずっと悪いのですけど、すぐ直りますか? また、直るまでの費用はいくらですか?」と。おなかをパソコンに、体調をパソコンの調子に置き換えてみましょう。
もちろん、最初の診断で不具合が明確で、かつ再現性もあり、原因がほぼ特定できる場合はあります。しかし、原因がすぐにはわからないことも実に多いのです。従って見積りも広い幅でしか回答できません。どうか皆さん、パソコン修理店に出向いた時には、病院に行った時のこと思い出してください。決して強い口調で、「すぐに直るだろうから、すぐに直してくれ!」とは言わないでください。

最後に、医者は患者さんに電話番号は絶対に教えませんね。また、病院のホームページには、メールアドレスも普通ありませんね。医者と患者が直接電話で話したり、メール交換したりすることは、後々トラブルの元になるのは明らかだからでしょう。しかし、我々パソコン修理ではそれをやっている!のです。ですから、大変な業種、職種だと思うのです。

同じ点は、完治した際には、患者様から、またはパソコンのお客様から、時には恐縮するくらい感謝されるということです。