月刊新松戸2017年12月号 第233回 老いと苦手意識とパソコン人生

私事で恐縮ですが、先月私は節目の歳を迎えました。パソコンの世界ではお馴染みの2の階乗の歳です。つまり、2,4,8,16,32の次の数字ということです。私は、街に出て看板の数字や車のナンバーで256や1024や4096などを目にすると“なんて切りのいい数字なのだろう”と感心したりするのはある種の職業病かもしれませんね。

さて、当店のお客様からは、よくこんな相談をされます。「パソコンは難しくて私はとてもついていけない。パソコンが出来ないと困ることもあるのだが、どうにかならないか。これからどうすればよいのだろう。」

悩みの程度の差はあるにしろ、多くの方が、特にご高齢の方々がお悩みのことだと思います。このことはデジタル・デバイド(情報格差)とも言われるようですが、パソコンについての習熟度や活用度の違いによって得られる情報の量や質に差が生じるということを意味しています。若い世代では当たり前に使いこなしている求人情報、行政サービスなどは、それらをうまく使いこなせない人にとっては不利益を被るかもしれません。かなり大きな社会問題でもあります。テレビはなくても生活できますが、パソコンやスマホがないと情報社会から取り残され、本当に困ることにもなりかねない時代です。こういう格差をなくすためにはどうすればよいのでしょうか。

ハードやソフトの進歩がそれを改善、解決をしてくれるかもしれませんが、やはりある程度は個人の努力は必要でしょう。大きなテーマですが、私が身近でアドバイスできるとしたら、とにかく恥ずかしがらずに人に聞きましょう、ということしかないです。私はよく、「あなたは、パソコンができていいですね。使いこなせて羨ましいです。」と言われます。確かに、日々パソコンに囲まれた世界にいるので割と詳しい方ですが、それでも知らないこと、わからないことは山のようにある訳ですから、日々勉強ですね。それとネットで調べることは非常に多いです。同じことでわからなくて悩んでいる人は意外と大勢います。ネット上にはQ&Aを扱ったサイトはたくさんありますので、だいたいは解決します。

私がパソコンを辞める日が来ることは、たぶんないと思いますが、それでも目が不自由になると困るでしょうね。様々な老化は避けられないですが、目と手が使える限り、もちろん頭もすっきりしていないといけませんが、ずっとパソコンを使い続けたいです。さすがに車の運転は、視力低下になったり、反射神経が鈍くなったりしたら免許を返納しましょう。ということで、パソコンも車も、目はとても大事ですからね、というお話でした。