月刊新松戸2018年5月号 第238回 パソコンが売れない時代へ

この2,3年ですが、当店でもめっきりパソコンが売れなくなりました。ノートはまだしも、家庭用にはデスクトップパソコンはもはや魅力がないようです。その原因を究明しようと、「パソコン 売れない」でキーワード検索してみました。なるほどと納得できる理由も多く、結局、ITやAIと呼ばれる時代へ急速に変化した必然の結果なのでしょう。

スマホ以前の携帯とパソコンが共存していた頃はまだよかったのですが、スマートフォン(以下スマホ)やタブレットの普及がパソコンのシェアを奪ってきたということです。また、パソコンがなくてもスマホで十分に足りるという現実があります。若者には顕著のようですが、ネット検索とメール、そしてライン、フェイスブック、ツイッタ、インスタグラムなどのSNSの発信や閲覧だけならばスマホで十分だからです。また、少々高価なパソコンを購入するだけの余裕のない購買層も広がったのかもしれません。

スマホやタブレットの優位な点を整理しますと、ほぼ出来ることは同じであるのに、パソコンの弱点である価格、重さ、携帯性などを解決した製品だということです。しかも、ハードもソフトも非常に壊れにくいので修理いらず!ということなのです。

パソコンでないと処理できないことは、プログラミングやグラフィック処理、動画編集などの制作など、もちろんたくさんあります。そういう創造的な(クリエイティブな)作業にはパソコンが不可欠ですが、それ以外の多くは閲覧であって、スマホやタブレットで十分可能となっています。つまり、モバイル化、クラウド化で状況が一変したわけです。

さて、パソコンが売れなくなってきているという現実は、残念ながら当店のパソコン修理サポートにも影響が大なのです。端的に言うと、需要が大きく減ってきているということです。修理に関しては、ハードディスク、メモリー、光学ドライブなどの部品の故障交換の件数が大幅に少なくなってきています。また、Windowsやアプリなどのソフトの不具合による修理はまだまだ定常的にあるのですが、以前にあったある種のウイルス感染の蔓延やWindowsの更新時の不具合などでお店が大繁盛!という非常にアリガタイ状況も減りました。セキュリティソフトがずいぶんと普及してきているし、Windowsもきっと完成度が上がってきているからなのでしょう。

また、ソフト指導やコンサルなどのサポートも同様です。22年前にこのビジネスを始めた当初は連日の盛況でしたが、現在では激減しています。友人、知人同士で教えあって解決しているのでしょう。(次号に続く)

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