月刊新松戸2016年9月号 第218回 ポケモンNo!と大きな声で言えない後ろめたい私

7月に発売され今話題のスマホ向けゲームであるポケモンGOですが、いろいろと考えさせられることがあります。
私のようにやっていない者から見ると、どうしてそんなに?と訳が分からないというのが正直なところです。実は、私のiPhoneには入っているのですが、数匹のポケモンを捕獲したところで中断しています。それはあくまでも情報収集のためですが、私もつくづく歳を取ったなと思います。だから、ノケモンです。そして、数百種類いるというポケモン自体を知らないので興味が湧かないのです。架空の生物ポケモンの中で唯一分かるのがピカチュウだけというのは寂しいですね。もしも収集の対象がポケモンではなくて、沢山の昆虫(特にカブト虫)やBeatlesの曲目だったら私もきっとハマったと思うのですが・・・。
さて、ポケモンGOにご執心の方々には申し訳ないのですが、それはとても楽しいのでしょうけど、貴重な人生の一定の時間をそんなこと(ゴメンナサイ)で潰してよいのですか、と問いたくもなるのです。ポケモンGOに限らず、その他のスマホのゲーム、ゲーム専用機やパソコンのゲーム。ゲームを離れて、パチンコ、パチスロ、競輪、競馬などのギャンブル・・・。その他、タバコ、アルコール、薬物、買い物、盗癖などなど依存する対象は様々です。のめり込む程度によっては、それらは依存症と呼ばれ社会的な問題にもなっていますね。経済的に破綻し健康をも害する人が少なくないのですから、家族内で、また社会全体で解決すべき大きな課題でしょう。
さて、さて、かく言うこの私はというと、他人の事をとやかく言う資格がないかもしれません。ゲームは昔からあまり嗜みませんが、FacebookやYouTube、さらにその他の動画サイトの閲覧で夜更かししたり、休日には一日中見ていることもあったりするのです。そんな日は自己嫌悪に陥りますが、そうなるとほぼパソコン中毒です。私の生計はパソコン依存ですが、生活ではパソコン依存症、というのでは全く笑えませんね。
よく新聞に折り込みされる全日遊連のチラシにはこう書かれています。「パチンコは適度に楽しむ遊びです」「のめり込みに注意しましょう」と。大切な時間をデジタル機器だけに費やすことだけはやめましょう。私も止めます。運動不足で肩こりや腰痛になってマッサージに通うことにもなりますしね。息子よ、パチンコとタバコはほどほどに!
蛇足になりますが、パソコンに関するトラブルやご相談、また些細な質問でも結構ですので、スマホを見ながら歩き回ることなく、真っ直ぐ当店にパソコンGOしてください。

月刊新松戸2016年3月号 第212回 あっ! お客さん、ケーブルが外れてますよ(^^;)

パソコンサポートでは、お客様に来店いただき、不具合のご相談を受け(問診)、簡単なものはその場で直しますが(応急措置)、お預かりしての修理(入院治療)になることもあります。一方、お客様のお宅に伺い、トラブル解決をすることも多々あります(往診)。この出張修理ですが、実に様々な症状がありますが、今回はケーブルについてです。
インターネットが繋がらなくなった、というトラブル救援では、ご自宅への訪問となります。様々な原因がある中でも意外とあるのがタイトルにも書いたように、単にケーブルが抜けていた、ということです。ごく最近でも3件ほどお客様宅でその光景を見ましたし、なんとこの原稿を書いている今日も見つけてしまったのです。これはネタではなく、本当なのですが、お客様もばつが悪いし、私も困るのですが、とにかく笑うしかなかったです。
こうなる原因は何でしょうか?それはLANケーブル、または電話のモジュラーケーブルの爪(ノッチ)がきちんとかかっていない時に、少しの力が加わるだけで抜けてしまうのです。部屋の模様替えでモデムやルータの位置を変えた時に、簡単に抜けてしまうのです。ノッチが折れて壊れているのは論外ですが、必ず、挿入時に「カッチン」と音がするように接続してください。音がするとノッチ(爪)が固定してくれて引っ張っても抜けない構造なのです。もう一度言います! カッチンと音がすることを確認してください。
また、電源ケーブルでもあります。デスクトップ本体のケーブルとモニター(画面)の電源ケーブルは同じであることが多いのですが、モニターの電源ケーブルは、下から上方向に差し込むタイプがあります。しかし、挿入が甘い(浅い)と、摩擦でしか止まっていないので簡単に外れるのです。よくあるのが、モニターの後ろのカーテンの開け閉めでケーブルが外れて、画面が映りません、というトラブルになるのです。
さらに、ケーブルで面白いことがあります。USBケーブルをパソコン本体に繋ぐ際に、なんとLANのコネクタに差し込むお客様がいるのです。一人や二人だけの特殊な話ではないのです。そうなる原因は、たぶんパソコンの背面のUSB端子にケーブルを挿すときに、手探りでやってしまうからでしょう。運が悪いことに、なんとUSBの横幅は、ちょうどぴったりLANの穴にハマるのです。緩くもなく固くもなくちょうどいい具合なのです。このことは、ビル・ゲーツ氏やスティーブ・ジョブズ氏も知らないかもしれませんね。
みなさん、トラブル発生時には慌てずに、まずケーブルチェックから始めましょう!

月刊新松戸2014年6月号 第191回 ウソやダマしや誤解の多いこのネット社会への憂い

先日、PC遠隔操作事件の犯人が捕まり、すべて自分の犯行だと自供しました。弁護士も冤罪に過敏に反応したマスコミも含め、私もですが、多くの人が真犯人は別にいるのではと思っていたので、実に驚きの結末でした。

この手法とは異なるのですが、契約業者が顧客のPCを遠隔操作するということは、リモートサポートとして広まりつつあります。私も自宅PCを会社から操作していますが、とても便利ですし、液晶画面やキーボードが壊れたノートPCの有効利用もできるのです。

さて、ご存知のようにネット犯罪はすごい勢いで件数、被害額ともに増加しています。最近の銀行のなりすましによる不正送金は大きな問題となっています。ネット犯罪の種類も手法も多くとても紹介しきれるものではありませんが、ここで素朴な疑問ですが、あなたが今まで一度も危険な攻撃や不正な侵入などの被害にあっていないのは、パソコンにセキュリティーソフトが入っていて、いつも気を付けているからでしょうか? いや、幸運にもあなたのパソコンが標的にされなかっただけで、無作為にターゲットを探している犯罪者から、たまたま漏れただけと考えた方が良いのでしょうか。最近の話題で、有名セキュリティーソフト製作会社の幹部が、「アンチウイルスソフトはもう死んだ」と語ったそうです。記事を引用します。“現在のアンチウイルスソフトがウイルスなどの攻撃を検知できているのは全体の45%だけで、じつに55%の攻撃は検知されることなく素通りしている状況になっているとのこと。これは、ハッキングの手口が高度に巧妙化され、もはや従来型の手法に限界があることを自ら認めたことを明らかにするものです。”これが本当なら、このネット社会は相当やばいです。

あと怖いのは、ウソの画像や動画です。世の中は実に広く、知らない世界がたくさんあり、素晴らしい人やモノや場所や出来事を動画サイトを通して知る訳ですが、中には巧妙に加工されたものが含まれているのです。前後関係やコメントなどから作り物のウソとわかる場合はよいのですが、普通は素直にすべて信じてしまいそうです。画像や動画の加工は編集ソフトと技術があれば出来るのですから、本気でダマそうと思ったら容易かもしれません。STAP細胞論文の画像加工の件はよく判りませんが、何か背景に悪意や別の意図があればそれはよくないことでしょう。有名なところでは、9.11のWBCへの航空機突入、アポロ宇宙船の月面着陸、UFOや宇宙人の目撃、などについては画像や音声の解析が進んでおり物議をかもしています。ダマされない眼と知識、そして何が真実かを見極めたいものです。

松戸パソコン修理Pハウス
野口 隆

月刊新松戸2013年5月号 第178回 ワイヤレス(無線)でネット接続する方法あれこれ

自宅や職場を離れて外出した時に、インターネット(以下、ネット)からの情報入手やメールなどはどうされていますか? 携帯やスマホで十分ということでしたら、この話は終わりにしますが(笑)、それ以外にも様々な利用方法があるのでここで整理してみます。

空港やホテルでコインを入れて一定時間利用できるパソコン(以下、PC)がありますし、ネットカフェでは休息や読書だけでなく文字通りネットが使える場所です。このように設置されているPCを使用する他に、自分のPCやタブレットを外で利用する場合の話です。

混同されやすいのですが、自宅や職場内などの室内での“Wi-Fi(ワイファイ)接続”と、携帯電話回線を利用しての“3G回線接続”です。次世代の4Gもありますが、海でも山でも利用できる電波を利用します。通信機器の購入費用は別として。利用料金は前者が無料で後者が有料です。この2つを混同しがちな理由は、使用する機器が見た目に非常に似ているからかもしれません。

Wi-Fi通信は、家庭や社内でのLAN接続に、無線の親機(アクセスポイントとも呼びます)を付加するか、ルータを無線LANルータ(ワイヤレスルータ)にするかで実現できます。今や、プリンターなどの周辺機器も無線接続がかなり普及してきています。子機である一部のPCやタブレット、ゲーム機は無線LANしかないものもあるので、もはや一家に1台、社内に1台は必要だとも言えます。 最近は多くのレストランやお店で、Wi-Fiスポットとかホットスポットと呼ばれる無線LAN接続サービスが利用できるようになっています。携帯電話会社は、回線の通信量を減らすために、これらのサービスを最大限利用して欲しいという事情もあるようです。

もう一つは、自らが携帯電話回線に接続する機器を持ち歩く方法です。もし、あなたがスマホをお持ちであれば、携帯電話会社によって多少事情は異なるのですが、多くの機種ではテザリングという機能で、他の機器をネットに接続させることができるのです。より高速な通信を利用したい場合には、“モバイルルータ”(または、Wi-Fiルータ)を契約して便利に使うことができます。

さて、以前より知ってはいたのですが、最近使ってみてその便利さに感動した方法があります。手のひらサイズの“ポケットルータ”です。使用料金はかかりませんし、何が便利かって言うと、出先のLAN接続端子に(ルータやハブに)そのポケットルータをつなげば、自分のPCがすぐに無線LANで接続出来ることです。特に、ホテルの室内では、まだ無線LANは少ないのできっと重宝するはずです。

松戸パソコン修理Pハウス
野口 隆

月刊新松戸2012年8月号 第169回 あなたの死後、ネット上にあなたが存在する世界

いきなり私事なのですが、私の母はネットが普及するずっと前に天国へ召されましたが、父が他界したのは今から7年前ですので、パソコンやインターネットを十分に活用していました。実際、海軍兵学校の同期のサイトを独学で作りましたし、メールも使っていたので、没後数年間は本人からの(霊界から?)メールが届くかも、という錯覚がありました。いや、現実に、成りすましで父からメールが来た時にはびっくりでしたけど。そして父の随筆や写真などはデジタルデータとしてネット上に未だに公開されているので、亡くなったことが明記されていなければ、未だにこの世に実在する人物なのです。

また、今年の1月にはFacebook仲間でもあり皆から慕われていた松戸のSさんが急死されましたが、その方のページはやはり今でもずっとそのままです。ご家族の方が削除されない限り、延々と残っていくでしょう。前の世代では、思い出の品と言えば、家にある写真アルバムや8mmビデオでしたが、これからはちょっと様子が変わってくるようです。

さて、先日のNHKの番組で見たのですが、「死後のデジタルライフ」という変わったタイトルでした。あなたが亡くなった後にもあなたの人格は存在し続ける、という内容でした。(そのプレゼンは、ted.comで、”Adam Ostrow”で検索すると見れます。右下のLanguageの設定で日本語字幕が付きます。)

人はネット上で生き続ける、ということですが、単に個人の発信した情報が掲載され続けるという意味だけではないのです。現在ネット上には、個人が発信する膨大な情報が存在しており、かつその情報はネット会社によってごっそり蓄積されているのです。このこと自体大きな問題なのですが、残念ながら現実にそして確実に行われているようです。

個人情報やネット通販の取引内容にとどまらず、今や全世界で10億人近い利用者がいるFacebookやTwitterなどの書き込み内容、そしてYouTubeなど動画投稿サイトにアップされた情報があるのです。Googleなどの検索サイトでは、誰がどこのサイトを閲覧したり、どんなキーワードで検索したか等をこと細かくすべて記録しているようです。

文字、写真、動画、そして話し言葉などあらゆる情報の解析処理能力がどんどん向上していて、個人が(そして故人が)何をどうしゃべったか過去のコンテンツに基づき分析ができるのです。そして、近い将来、生前親しかった人(3Dホログラムで投影された本人)に会って、まるでそこにいるかのように会話ができるのです。それは、ネットに蓄積された個人の発する情報から可能となるのです。

松戸パソコン修理Pハウス
野口 隆

月刊新松戸2012年3月号 第164回 男性必読! ワンクリック詐欺への正しい理解と対応

この不正請求詐欺は、知らない人が簡単に騙されるインターネット上での詐欺です。振り込め詐欺も全く同様なのですが、パニックにならずに冷静に対応する必要があります。

男性はHなサイトが大好きですからこのワンクリック詐欺について知っておかなくてはなりません。4年前にもここで取り上げましたが、最近もコンスタントに当店で相談を受けたり、その対応アドバイスをしたりしています。また、デスクトップ表示がアダルト画像や請求画面になり、それが閉じられない状態となるワンクリックウェアという厄介なソフトが入る場合がありますが、その駆除を行うことも多いわけです。

この1月には、料金請求表示のウイルスを感染させた容疑者が逮捕されましたが、まだまだこの手の詐欺は十分に知れ渡っていないようです。家族にアダルトサイト閲覧がバレテしまう羞恥心と支払いの督促の恐怖感で一刻も早く楽になりたいということで思わず振り込んでしまうようです。なぜなら金額が数万~10万程度で、高いけれども決して払えないような額ではないのですから。

ご存じない女性のために少しその手口を説明しますと、数あるアダルトサイトの中にワナが仕掛けられているのです。入口のボタンをクリックしたとたん、期待したH画像の代わりに「ご入会ありがとうございます!」という文言と共に、期限内に料金を指定口座へ振り込むように求められるのです。そこには、もうキャンセルはできない、あなたのことはネットを通じて何でもわかっているのだから、という脅しの文句が並べられているのです。実際には、閲覧している本人を特定したりまして個人情報を得ることは不可能なことなのです。ちなみに、通常そのボタンのあるページの隅の方には、小さめの文字で、あるいは、スクロールできる大量の注意書きの文章の最後に目立たぬようにこう書いてあるのです。「このボタンを押すと、お客様の利便性を考慮して自動的に入会手続きが完了し、所定の料金の支払いに了解したものとします」と。ネットサーフィンからではなくて、アダルトメールからたどり着く場合では、そのリンク先のアドレスに自分のメールアドレスの情報が入っていますので、督促メールがどんどん来ることになります。しかしこの場合でも、絶対に返信してはいけません。不正請求であるワンクリック詐欺に対しては、「電子契約法」によって消費者は完全に守られています。

1月に逮捕された容疑者によると“詐欺にひっかかる割合は9.1%”らしいのです。免疫を持たない人が簡単にウイルスに感染するようなものでしょうか…。

松戸パソコン修理Pハウス
野口 隆