月刊新松戸2014年11月号 第196回 パソコンの一部はスマートフォンに取って代わられた!?

タイトルがやや分かりにくいかもしれませんが、市場とか機能のことです。とにかくスマートフォン(以下、スマホ)の普及で、若者のパソコン(以下、PC)離れが進行していることは身の周りを見てもわかりますね。電車の中やファミレスでは、仲間や家族と一緒にいるのに無言でスマホに没頭している風景は今や珍しくありません。このことは、決して見逃すべき問題でないと思うし、特に子供や若者への害や危険性については大問題です! あのApple社のS.ジョブズ氏は、彼の子供たちにiPhone やiPadを使わせなかったという逸話が今話題になっています。外で遊んだり、みんなと会話し議論したりすることがいかに大事であるかを実践していたということです。

さて、これは私ノグチの愚痴、になるかもしれませんが、これからのPCでの商売のことです。近年PCビジネスも大きく変革しつつあります。スマホがまだ生まれる前はネットもゲームもメールもショッピングもすべてPCで行っていましたが、そのほとんどがスマホでできるようになった今、PCが本当に必要な人を除いてはスマホまたはタブレットで十分なような気が私はしています。私自身、画面の小さなスマホが出て来た時には、それがPCを脅かす存在になろうとは思いもしませんでした。ざっくり言うと、スマホの市場が新たに形成されたというよりは、PCの市場の一部にスマホが食い込んできた感があります。また、若者は経済的にも、PCとスマホを同時に持つことは厳しいのかもしれません。

PCとスマホの機能や特徴の比較を今さらしても無意味なくらいスマホの進歩はすざましいです。当初は、ネット、電話もできて音楽も聞けてスケジュール管理や日記も書けて携帯に便利だ、くらいの印象でしたが、あれよ、あれよという間に、なんでもできちゃう魔法の薄い板になりました。私自身も、目覚ましや懐中電灯にもなるので、就寝時に枕元に置くので、片時も肌身離さずの状態です。

さて、我々として頭が痛いのは、このスマホやタブレットの存在です。PCとスマホを両方持つ人も多いでしょうが、やはり問題は、若者のPC離れが相当進んでいることです。中高年にもいるかもしれませんが、月に数回だけ電源を入れるくらいでしたら、PCは壊れにくいですしトラブルにもあまり遭遇しないでしょうから、我々の修理やサポートの出番がなくなるわけです。これは厳しい状況です。

スポーツや行楽の秋ですので、スマホの電源を切って外で遊ぶことも大切ですね。それから告知ですが、当店は業務内容に、スマホやタブレットの操作指導や様々なサポートを追加しておりますので、ご利用ください。

松戸パソコン修理Pハウス
野口 隆

月刊新松戸2011年11月号 第160回 S.ジョブス氏は、大変なことをしてくれましたね…

大変なこととはちょっと意味深でしょうか。確かにApple社のSteve Jobs(以下、ジョブス)は不世出の天才で輝かしい実績があるのですが、世の中にとって少々大きすぎる程の革新的な変化をもたらしてくれたのです。

先月の彼の死後、“世界を変えた3つのリンゴの話”がネットを通じてあっという間に世界中に広まりました。それは、イブに食べられたリンゴ、ニュートンに発見を与えたリンゴ、そしてジョブスによって作り出されたリンゴです。Macintoshを作り出し世に広めたApple社の共同創業者の一人ですが、今は知らない人がいないほど普及したiPhoneやiPadを創出した人物でもあります。

ところで、私は先々号の9月号でiPadのようなタブレット端末について絶賛するようなコラムを書きました。このタブレット端末はスマートフォン(以下、スマホ)と共に、決して狭い業界内だけではなく、大きな産業の変革をもたらしてきているようです。

整理しましょう。スマホは、携帯電話にコンピュータが付いたものと言えますし、タブレット端末は、電話こそできませんがスマホを大画面にしたものでこれから大変有望です。スマホもタブレットも多機能端末として他の製品を脅かしています。高性能なデジタルカメラが付きましたし、フルハイビジョン動画ビデオや音楽プレーヤとしても使えます。ICレコーダや電子辞書にもなりますし、GPS機能でカーナビにもなります。もちろんゲーム機にもなります。つまり、それぞれの分野で元々あったデジタル機器が大きく影響を受けているのです。さらに、音楽配信をはじめAppソフトや電子書籍の流通システムを構築しましたが、ジョブスはそれらの先駆者であり成功者です。様々な業界が変わってきています。

さて、このような状況から我がパソコンPハウスも影響を受けてきそうです。ビジネスとして“パソコン”というくくりでは収まり切れなくなってきているからです。昔、ワープロ機の時代やパソコンの黎明期では、ハードはメーカごとにすべて異なり、よってソフトにも互換性がありませんでした。つまり保守や修理が容易ではなかったのですが、今のスマホ/タブレットはこの状況に近いのです。現在、PハウスではWindowsとMacintoshの2種類のパソコンの修理や調整を行っています。しかし、今後はパソコンの需要は残るものの、ある程度のユーザが安価なスマホ/タブレット端末で十分、という時代になりそうです。我々としては修理が難しくなるのですが、パソコンでのノウハウを活かしながら、ネットワークやアプリの設定や操作指導なども行っていくようになるでしょう。

松戸パソコン修理Pハウス
野口 隆

月刊新松戸2010年1月号 第138回 今後のパソコン・ライフを考える

2010年代の初頭ということで、今後のパソコンがどうなるのかを考えてみます。ただ、5年前に今が想像つかなかったことを思えば、これから5年後のパソコンの姿について予測することは私には無理ですので、今回は私のたわ言になるかも…。

これからはますますモバイルの時代となるでしょう―と書くと「何を寝ぼけたことを言っているのか!」と怒られそうです。確かに昨年登場したノートパソコンより小さいネットブック(またはミニノート)と呼ばれる超小型パソコンは、今年ブレイクし4~5万円で買える手軽さも受けているようです。家の中を持ち運ぶだけでなく、外出に携行できる軽さが支持されているようですが、時代はさらに小型化に拍車がかかっていると思われます。

それがスマートフォン(賢い電話器)と呼ばれる究極のモバイル機器です。モバイルとは移動性・携帯性・機動性などがあることを意味しますが、携帯電話と同様、身に付ける情報通信機器として片時も手放せないようなビジネスシーンには必需品となるものです。日本国内では高機能な携帯電話が独自に発達したので、スマートフォンはまださほど普及していないようですが、海外ではiPhoneなどが大変人気がありシェアも多いのです。

確かに一人一台まで普及した携帯電話の持っている優れた機能は、少し昔の電子手帳やその類に代わるものですが、このスマートフォンはさらに様々なデータ処理機能を持っています。携帯より大きい画面で、ソフトウェアをインストールすることで多種多様な使い方ができますし、パソコンと同様にホームページを見ることができ、Word/ExcelやPDFファイルを扱うこともできます。少し前からあったPDA(携帯情報端末)に携帯電話機能が付いたものとも言えます。

「外でインターネットしたい」という要求は高まる一方ですが、私のように多くの時間を事務所で過ごす人間には不要かもしれません。しかし、それでもたまには出先や旅先で使いたい場面もあります。ネット設備の整った宿泊施設ばかりではないですし、南の島のリゾート地のプールサイドでカクテルを飲みながらネットサーフィンもしたいわけです。

というわけで、これからはデスクトップ機の需要が、安くかつ高性能になったノートパソコンに緩やかにシフトしたように、モバイルパソコンやネットブックからさらに小型のスマートフォンや小型高性能PDAに移行するものと思われます。ノートパソコンは自宅用で、持ち出し用はスマートフォンでというようなライフスタイルになるのでしょう。ただ、ネット接続の通信料金がさらに一段と安くならないといけないですけどね。

松戸パソコン修理Pハウス
野口 隆