月刊新松戸2015年2月号 第199回 今、WindowsのタブレットPCが熱い!

今テレビで「これさえあれば、何もいらない。」と盛んに宣伝されているのがマイクロソフト社のパソコン(以下、PC)です。今後のPCの向かうべき姿を示したともいえるモデルで、タブレット型のPCです。最初は、そこまで言うか、と思いましたが、その性能や機能、製品の流れを見てみるとまんざらでもないことが分かってきました。

言うまでもなくPCはハード・ソフトの最先端技術の結集ですが、目立たない話かもしれませんが、内部から出る発熱問題とずっと格闘してきた歴史もあります。ノートPCが当初デスクトップPCより劣っていたのは、ボディが小さいがゆえに熱をうまく逃がせなかったからです。それが今や最大の発熱源である高速CPUを搭載しても冷却ファンのない情報端末ができたのです。それがiPadに代表されるタブレットです。それがついにWindows搭載のタブレットPCにまで到達したのです。

40年近くその黎明期からPCに関わってきた私には感慨深いのです。最初の頃のPCは各社各様で、国産のNECの98シリーズは、今でいう携帯のガラケーのように世界から取り残されていきましたが、その後1984年にIBM社が発売したPC/AT互換機から始まったDOS/V、そしてのちにWindowsPCとなりますが、その基本的な構造(アーキテクチャ)の流れが延々と引き継がれているわけで、最初大きな段ボール箱大だったものが徐々に小さくなり、そしてノートPCになり、それがさらに年々小型軽量化になり、ついにSFもどきのタブレットになったということです。性能は比較にならないほど良くなって、しかも小型化されでもやはり30年前と同じWindowsPCなのです。歴史の目撃者ですね。

最初のタブレットはアップル社のiPadで有名になりましたが、同じメーカのMac(マッキントッシュ)とは互換性がないということもあり、普通はPCとは呼ばれません。また、スマートホン(スマホ)と同じAndroid(アンドロイド)という基本ソフトを使ったタブレットもWindowsPCとは別の道を歩んでいます。ところが、この2年程その様子は少し変わってきました。デスクトップPCやノートPCと全く同じソフトが動いて、同じ周辺機器(マウス、キーボードなど)が使えるPCが手に乗ったのです。それがタブレットPCです。正真正銘の立派なパソコン、PCです。つまりWindowsPCです。

私の情報端末も日常的に使うデスクトップPC、出先で使うノートPCとiPadに、今回のWindowsタブレットが加わりました。携行する端末はスマホ(iPhone)ですが、次は腕時計型のウェアラブル端末でしょうか。

松戸パソコン修理Pハウス
野口 隆

月刊新松戸2011年9月号 第158回 タブレット端末(iPadなど)がノートパソコンになる!

少し誤解を招きそうなタイトルかもしれませんね。iPadがパソコンの代わりになる(場合がある)ということですが、私が思うに、それには2つの意味があるということです。

スマートフォン(スマホ)の販売は、携帯電話に迫る勢いですが、私はこのスマホには全く興味がありません。というのは1日の大半をパソコンの前で過ごすのと、スマホよりも画面が大きいiPadを持っているからです(実は、小さい画面は少々辛い歳になっていることもあるのですが)。さて、このような大型液晶画面を指で操作する製品をタブレット型情報端末とか、タブレット端末と呼びます。現在、AppleのiPad、各社から出ているAndroid端末、今後のWindow Mobile端末、このあたりがシェア争いをしています。

3年程前に出てきたネットブックは、魅力的ではありましたが、今一つ触手が動きませんでした。しかし、昨年iPadが登場した時には久々にトキメキ、見た瞬間にこれはすごい、絶対に欲しいと思い、手に入れました。

私は、このタブレット端末の可能性は非常に大きいと思います。ノートPCでできる大半のことがこのタブレット端末でできますし、ほとんどの方にとってはノートPCの代わりになるでしょう。ホームページを見たりメールをすることはもちろん、音楽を聴いたり、写真や動画を撮って整理、加工をしたり、友人家族とテレビ電話をしたり、たまには息抜きのゲームをしたり、それから、私はあまり興味がないのですが、電子書籍を目的とする人もいるようです。大量のファイルの整理、保存だって、無料のクラウドのサービスが使えます。だから、一部、パソコンの代わりになろうとしています。

iPadにワイヤレス・キーボードを接続するとちょうどノートPCになります。実際に組み合わせて一体化するセットがありノートPCかと見間違えます。(ただし、タッチパネルなのでマウスは使えませんが。)

さらに、すごいことは、外出時にノートPCを持ち歩く必要がなくなるかもしれないということです。それは、従来からあるリモート・デスクトップ機能(リモート制御)が、タブレット端末でも可能になったということです。ネットワーク経由で手元のパソコンや端末から離れたパソコンを遠隔操作できるのです。インターネット経由だと遠隔地から可能です。タブレット端末の中に、自分のPCがそのままあるのですから驚きです!

従来、会社や自宅に置くのは、大型モニターが使え拡張性にも優れたデスクトップPCで、持ち運びにはノートPCという考え方が普通でした。しかし、今後はそれにプラスして、据え置きは大型ノートPC、携行にはタブレット端末ということになるかもしれません。

松戸パソコン修理Pハウス
野口 隆

月刊新松戸2010年1月号 第138回 今後のパソコン・ライフを考える

2010年代の初頭ということで、今後のパソコンがどうなるのかを考えてみます。ただ、5年前に今が想像つかなかったことを思えば、これから5年後のパソコンの姿について予測することは私には無理ですので、今回は私のたわ言になるかも…。

これからはますますモバイルの時代となるでしょう―と書くと「何を寝ぼけたことを言っているのか!」と怒られそうです。確かに昨年登場したノートパソコンより小さいネットブック(またはミニノート)と呼ばれる超小型パソコンは、今年ブレイクし4~5万円で買える手軽さも受けているようです。家の中を持ち運ぶだけでなく、外出に携行できる軽さが支持されているようですが、時代はさらに小型化に拍車がかかっていると思われます。

それがスマートフォン(賢い電話器)と呼ばれる究極のモバイル機器です。モバイルとは移動性・携帯性・機動性などがあることを意味しますが、携帯電話と同様、身に付ける情報通信機器として片時も手放せないようなビジネスシーンには必需品となるものです。日本国内では高機能な携帯電話が独自に発達したので、スマートフォンはまださほど普及していないようですが、海外ではiPhoneなどが大変人気がありシェアも多いのです。

確かに一人一台まで普及した携帯電話の持っている優れた機能は、少し昔の電子手帳やその類に代わるものですが、このスマートフォンはさらに様々なデータ処理機能を持っています。携帯より大きい画面で、ソフトウェアをインストールすることで多種多様な使い方ができますし、パソコンと同様にホームページを見ることができ、Word/ExcelやPDFファイルを扱うこともできます。少し前からあったPDA(携帯情報端末)に携帯電話機能が付いたものとも言えます。

「外でインターネットしたい」という要求は高まる一方ですが、私のように多くの時間を事務所で過ごす人間には不要かもしれません。しかし、それでもたまには出先や旅先で使いたい場面もあります。ネット設備の整った宿泊施設ばかりではないですし、南の島のリゾート地のプールサイドでカクテルを飲みながらネットサーフィンもしたいわけです。

というわけで、これからはデスクトップ機の需要が、安くかつ高性能になったノートパソコンに緩やかにシフトしたように、モバイルパソコンやネットブックからさらに小型のスマートフォンや小型高性能PDAに移行するものと思われます。ノートパソコンは自宅用で、持ち出し用はスマートフォンでというようなライフスタイルになるのでしょう。ただ、ネット接続の通信料金がさらに一段と安くならないといけないですけどね。

松戸パソコン修理Pハウス
野口 隆