月刊新松戸2010年7月号 第144回 パソコンって何種類あるの? たぶん3つです!

地球上には何百万もの種が存在しているそうですが、環境破壊により種の絶滅が加速度的に進行しているという事実は悲しいですね。

一方、パソコンの世界では次々と新製品が誕生しています。約2年前のネットブック(ノートより小型)誕生のときは、何か大きな流れが始まる予感がしました。そして今、技術の進歩(特に軽量化)と低価格化により、手軽にどこででも使えるモバイル化へと向かっています。

では、パソコンの種類は一体どれくらいあるのでしょう? あまり重要でない問いかけかもしれませんが、全体像を知るヒントになればと・・・。メーカごとの機種で数えるのは全く無意味だし、シリーズ名でも相当な数です。どんどん自然淘汰されていきますから、現存の種(しゅ)で数えるしかなさそうです。

10年ほど前まで、今では絶滅種となった日本の固有種が唯一残った時代がありました。それはNECの98(キュウハチ)です。当時はそのNEC98とDOS/V機(Windows)、Macの3つがあったので、ソフトも3種類必要でした。その後、約10年間、Windows(PC)とMacintosh(Mac)の2大勢力時代が続き、現在に至っています。他にLinuxパソコンもありますが、マニア向けのイメージが強く(実際はそうでもないのですが)、残念ながらあまり普及していません。

そして先日、そこにiPadという画期的な情報端末が加わりました。私見ですが、今までのスマートフォン(情報機器携帯)や超小型パソコンとは異なる、全くの新種だという気がします。iPadはデレビのCMなどでも目にしますが、小型軽量のタブレット型(板状)で、どこへでも持ち運べるコンピュータです。キーボードがなく、画面を指で触って操作するのが特徴です。従来でいうところのパソコンではありませんが、iPadでできることを列記すると、かなりの機能がパソコンの代わりになりそうです。パソコンはもう必要なくてこのiPadで十分という人もきっといるはずです。PC、Mac、そしてiPadの3種の時代がこれから来るような予感がします。アプリ(ソフト)の開発方法や流通方式も画期的すぎて(簡便で安価なので)恐ろしいくらいです。

最後に、もう一つの3種類も紹介しておきましょう。それはデスクトップ、ノート、そしてゲームパソコンです。普通のパソコンで動くゲームソフトとは違う高精度なゲームを楽しむためのパソコンで、ゲームマニア向けに超高速な(非常に高価な)グラフィックボードを搭載し、すべてが高速に動作するように組み上げられています。それがあれば、ゲームセンターのゲームマシンをも凌ぐ性能が自宅で楽しめるのです。

松戸パソコン修理Pハウス
野口 隆

月刊新松戸2008年8月号 第121回 Help!メーカはどこがいいのでしょうか?

黎明期のパソコンは、メーカごとにパソコンは全く“異なる商品”ものでした。あれから20数年たった今、“パソコンはたったの2種類しかない”のですが、そのことを知らない人も多くて話が進まない場合があります。それは、「パソコンはどこのメーカがいいのですか?」という質問をされる時です。

パソコンショップで普通に入手できる機種はWindowsパソコン(PC)とMacintosh(Mac)の2つです。少し正確に言うと、Windowsが搭載されているパソコンは、PC/AT互換機(IBM社が1984年に発売したパソコンと同じ構成を持つパソコン)と言いますし、Macは最近CPUを変更したのでMacには2種類あるとも言えます。

さて、パソコンを開発して発売するということは技術系の会社にとっては比較的簡単なことですので、参入するかどうかは流通や販売ルートの問題だけのように思えます。パソコン大手でもあったIBMは採算が取れないということで数年前に撤退したのですが、中小メーカやショップブランドでの安価なパソコンもどんどん売れているようです。なぜならパソコンは基本的にメーカで選ぶものではないからだと私は思うからです。市販されていない超高性能(超高速動作)なパソコンも自作できるのですから。

パソコン以外の電気製品(炊飯器、掃除機、エアコン、冷蔵庫などあらゆる家電)は、メーカが違うと内部構造や設計は勿論、動作原理まで違っている場合もあります。それに比べるとパソコンはメーカに依らず基本的な設計は全く同一です。違いがないのです。あるとしたら部品のグレード(速度や容量や品質)による機種間の差異です。メーカの差ではなくて機種の差が確かにあるのです。

ゲーム機はメーカが違えばすべて異なりますので互換性ありませんが、パソコンはメーカに依らず同じなのでソフトも互換性が保たれています。ただし、WindowsとMac(新しいIntel Macもあります)のソフトには互換性がありません。

異論があるかもしれませんが、パソコンの性能を決めているのは主にパソコンの入出力部(インターフェースとも言います)や周辺機器です。パソコン本体(パソコンの中心部)については、極端に言ってメーカの差はないと言えます。ですから、パソコンはどこのメーカがいいですかに対する回答は、他の家電では言うことができてもパソコンではとても難しいと私は考えているのです。

私が購入するパソコンですか?デスクトップだと“筐体の大きさとCPUの性能”です。ノートだと“デザインのカッコよさ”です。選ぶ判断の一番はもちろん値段ですが、メーカで選ぶことはまずないのですよ。

松戸パソコン修理Pハウス
野口 隆

月刊新松戸2007年4月号 第105回 Macの超基本的なこと(これだけは!!)

先日、当店にMacBookという新しいマッキントッシュ(以下Mac)を買ったので教えて欲しいというお客様が来られました。開口一番、「MacってWindowsとぜんぜん違うじゃないの!FFFTPというソフトはないの? Internet Explorerもないの?」でした。詳しく話を聞くと、テレビでMacがすごく簡単に使えるというCMを見て、お店に行ってデザインが気に入ったので衝動買いしたそうです。確かに薄型でカッコいいノートPCですが・・・。

Windowsパソコン(以下WinPC)を長く使ってきてHPも立ち上げるくらいの方なのですが、失礼ながらMacのマの字もご存知なかったのです。MacはWinPCとはそもそも違うもの!ということの認識が必要です。似ている部分も確かに多くはなったのですが・・・。ということで、今回は基本的なこと(知っておいて欲しいこと)をまとめます。

  1. MacはWinPCとはハードもソフトも違います。このことは「互換性がない」と言います。ソフトはWindows版とは別にMac版を買わなければなりません。(まれに同梱されるソフトがあります。)ちょうど、家庭用ゲーム機のソフトに互換性がないのと同じです。
  2. 昔はMacは他のパソコンより高価だったのですが、使用している人はと言うと、私の知る限りでは、デザイナー(印刷関連業者)と医師(病院関係)です。なぜかというと、たぶんパソコン黎明期には使いやすい画像処理ソフトや版下作成ソフトがMacにしかなかったこととやはり非常に高価であったためでしょう。
  3. その後WinPCとMacはずっと共存してきたのですが、5年ほど前にMacがOS Xという基本ソフトを発売した時からMacは昔のMacシリーズと決別し、ある意味でWinPCに近づきました。ここでもMac内で互換性がなくなり、ソフトも周辺機器もすべて買い換えなければならなくなったのです。
  4. そしてついに最近Intel Macが登場したのです。昔のMacのCPUはずっとWinPCとは異なる(非Intel系の)CPUを使ってきました。ところが、Macでも“インテルはいってる”ということになったのです。そして、MacパソコンでWindowsが動くようになったのです。実は、最初に書きましたMacBookはIntelのCPUであり、結局そのお客様は、Windows Vistaをインストールして使っているようです。
  5. WinPCのメーカは、お店では数社しか見られないでしょうが実際は数十社あるでしょうし、海外を含めるともう大変な数でしょう。Macはアップル社ただ1社が製造販売しています。昔一時期だけ他のメーカが作った時代がありましたが続きませんでした。WinPCは、各メーカが作り、WindowsはMicrosoft社が作っています。一方、MacはApple社が作り、MacOSもApple社が作っています。この意味する所は大きいですし、よく承知しておくべきことだと思います。

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野口 隆

月刊新松戸1999年4月号 第13回 WinパソコンとMacの相互理解を!

上のタイトルでも省略しましたが、WinとはWindowsでMacとはMacintoshのそれぞれパソコンのことです。(以下、同じです。)

さて、約5年以上もパソコンを使っている方はご存知だと思いますが、それ以前のパソコンと言えば、全く各社独自の設計のものでした。その当時パソコン店へ行く前には、どこのメーカのパソコンが良いかを事前に十分調査研究してから、というのがそれこそ正しい購入方法でした。(現在では、どのパソコンもできる事はほぼ同じなので、極論すれば安いのが一番!という買い方ができます。できる事を決めているのは中に入っているソフトなのですから。)しかし、Windows95の発売前後から、国内の各メーカは自社の独自設計のパソコンを作る事を次々と断念していったのです。そして現在、すべてのパソコンがIBM互換機になった(Macを除く)事は日本人のひとりとして非常に残念に思います。

さて、もうひとつのパソコンであるMacは最近急速に人気を盛り返しつつあるようです。使いやすいという事で昔から人気のあったMacですがWinパソコンとの優位性の少なくなった今日でも立派に活躍しています。業界や人によってはMac一筋という人たちもたくさんいます。

しかし大事な事はWin派とMac派の人たちが互いに理解をしなくてはならないという事です。Winパソコン全盛期と言っても約10人にひとりは確実にMacパソコンなのです。ですからお互いに他のパソコンの事は全く知らなくて良いと言ってはおれません。

主要な売れ筋のソフトは両方に必ずありますし、作成されたデータ(文書や表データや画像など)は相互で読み書きができます。しかし、そこには知っておかなくてはならない最低限のことがいくつかあります。友人とデータファイルを交換するとき、またはインターネットでメールを交換する時にお互いに相手のパソコンの理解がないために非常に悩む場面に遭遇すると言う事です。

今までは、単独のパソコンで印刷が主な目的だった時代では必要なかったのですが、これからのネットワーク社会では、WinとMacの両方(の最低限の知識)を知っておく必要があるということです。

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野口 隆

月刊新松戸1998年7月号 第4回 ファイルの拡張子は、Windowsには必要だった!

前回で解説したファイルとその入れ物であるフォルダーはパソコンを操作する上で最も基本的なことでした。それらに関連した話題として「ファイルの拡張子」も大切です。

Windowsパソコンには、その前の発展の経緯がある
一方Macintoshは最初からほとんど変っていないのですが
今のパソコンの少し前を振り返ると、MS-DOS(えむえすどす)というもの(基本ソフト)がありました。ソフトやデータの資産の継続使用を可能とする為に、その当時のファイル管理システムの考え方がWindowsに引き継がれているのです。そのために、初心者にとっては少々厄介なことになってしまっていると言えます。

拡張子とは、ファイル名の最後につくものであり、むやみに変更してはいけない。
ファイルの拡張子とは、ファイル名の後半部分(正確には、ピリオド以下の通常3または4文字)です。新品のパソコンでは、最初ファイルの拡張子が表示されない設定になっていますが、「表示する」に変更されることを強くお勧めします。表示のオプションで変更できます。

ファイルの拡張子が、そのファイルの性質を決定している。
普通パソコンを買ってくると沢山のソフトが入っています。また、新しいソフトをパソコンに入れると(インストールすると言います)この時点でファイルの拡張子が、あるソフトに関連付けられることになっています。データファイルをダブル・クリックするとそれを作ったソフトが起動されると共に、そのデータが読み込まれる仕組みがこの拡張子にあります。

拡張子を見るとそのファイルが何かがわかる
Windowsの規約で拡張子が決まっているのは、実はほとんどないのですが、覚えておきたいのが、exeという拡張子です。これはプログラムファイル(平たく言うと、ソフトのこと)を表わします。それ以外のほとんどは、誰が決めたわけでもなく(ソフト会社が勝手に決めただけ)様々なものがあります。例えば、xlsが表計算ソフトのExcel のファイルだとか、jtdが一太郎Ver8のファイルであるとかです。広まったものの勝ち(早いもの勝ち)という感じで慣習化してきているのです。

Macintoshには、拡張子というものがない
マックはファイルの性質を決定している情報を、そのファイル自身の中に持っています。Macintoshが使いやすいと言われる理由のひとつが、この辺にあるのでしょう。

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野口 隆